■ ID | 175 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 埋立地におけるメタンガスのモニタリング |
■ 著者 | 山田正人
国立環境研究所 石垣智基 国立環境研究所 井上雄三 国立環境研究所 小野雄策 埼玉県環境科学国際センター 長森正尚 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)環境科学会 |
■ 出版年 | 2002 |
■ 誌名・巻・号・年 | 環境科学会化学物質管理戦略研究会、平成14年2月28日 |
■ 抄録・要旨 | 廃棄物最終処分場から発生するメタンガスは、埋立地の廃止を判断する指標のひとつとしてモニタリングが求められている。しかし、既存のメタンガス発生量データの多くはガス抜き施設で得られたものが多く、ガス抜き施設と地表面の両方を捉えたものが少ない。我々が都市ごみ埋立地で測定した地表面メタンフラックスの平均実測値はそれぞれ0.06及び0.012L-CH4/min/m2と極めて不均一な分布であった。
メタン等の発生ガスは廃棄物層内で高温の状態にあり、地表へ到達するときも熱を伴い、地表面のガスフラックスが大きい地点では地温が周囲より高くなることが考えられる。地温は簡易には温度計で、また赤外線サーマルビデオカメラを用いれば素早く面的に測定することができる。そこで地表面における埋立地ガスフラックスと温度の関係を用いて評価した埋立地全体からの地表面メタンフラックスは0.10m3-CH4/hr/m2である。通常用いられる方法(一つおきのグリッドデータ)では、平均値0.47m3-CH4/hr/m2であった。 |
■ キーワード | 最終処分場、埋立地ガス、メタンフラックス、地温、サーマルビデオカメラ |
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